石川県の家紋

総説


 石川県は本州のほぼ中央の日本海側に位置し、南西から北東へ約200キロにわたって伸びる細長い形をしており、北と西はひろく日本海に面している。本県は加賀国の内陸部と能登国の半島部とに大別できる。
 歴史的に見ると中世には、この地方の中心地である金沢に、加賀一向一揆の本拠地尾山御坊があり、約100年余にわたりこの地方を宗教政治の支配下に置いた。このことは石川県の家紋の分布に重要な意義を持つことになる。また能登国は中世、畠山氏が守護職となり約170年間にわたり統治された。
 このような背景から加賀と能登とは家紋においても使用家紋はおのずと異なっていたが、現在は次第に交流が激しくなった関係から次第に分布が似通ってきた。


石川県の家紋調査姓氏数


総数   13,390姓氏
  
 
調査姓氏数
金沢市地方 5,363姓氏
小松市、加賀市、松任市地方 4,786姓氏
能登半島地方 3,241姓氏
石川県全体一括 13,390姓氏



家紋分布の特色
二大家紋の「木瓜紋」と「蔦紋」
加賀藩主、前田氏の家紋
石川県の珍しい家紋
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