 |
[調査姓氏数 21375] |
|
群馬県の家紋
群馬県(上野国)は、家紋の歴史上に極めて重要な資料を提供している。源姓義国の長子義重系で南北朝時代に活躍した新田義貞の「中黒(丸に一つ引き)」、義国の次男義康系の足利尊氏の「ニ引き両(丸に二つ引き)」は南北朝時代の有名な戦記物である「太平記」に旗印として数多く散見できる。これがのちに家紋となり、足利氏族の著名な支流である細川氏、畠山氏、斯波氏、今川氏など皆「丸に二つ引き」を定紋として用い、足利氏族の代表家紋となった。江戸時代には同氏族の大名家、旗本家も多く、以後全国的に有名な家紋として広まった。一方、新田氏流は義貞が戦死し、一族が衰退したので、家紋としても使用家は少ない。
また家紋の史籍に重要な資料となった『関東幕注文』がある。これは永禄四年(1561)上杉謙信が関東を制覇したとき、上野・下野国を中心に関東の豪族諸家のニ五一家の旗印(家紋)を収録したものである。これによると上野国は下野国の宇都宮氏、小山氏の二大勢力の影響を受け、巴紋の使用氏が多く見られる。また上野国は利根川を挟み、武蔵国に接しており、武蔵七党児玉党の勢力は強く上野国まで及んでいたことが、小幡、反町、大類、倉賀野などの諸豪が唐団扇紋を使用していたことでもわかる。他に箕輪衆の長野氏一族は檜扇紋。白井衆、総社衆、沼田衆、桐生衆、宮下衆などがあり、当時の家紋の分布を知ることができる。そして次第に庶民に家紋が定着していき、現在に至ったと思われる。 |
|
書籍販売価格額表(税・送別) |
前橋市、桐生市地方 |
7185姓氏 |
2300円 |
伊勢崎市、太田市、館林市地方 |
4514姓氏 |
1800円 |
高崎市、藤岡市、富岡市地方 |
5803姓氏 |
2000円 |
沼田市、渋川市、安中市地方 |
3873姓氏 |
1600円 |
群馬県全体一括 |
21375姓氏 |
7000円 |
お申込はこちら>>
|
|
|
|
|
|
|
|
日本家紋研究会 東京都江東区潮見2-10-15-904
TEL:03-3646-5402
FAX:03-3646-5408 |
Copyright 2000 nihon kamon all right
reserved.禁無断転載 |